本記事ではガソリン価格の過去の推移を詳細に分析すると共に、その分析結果から今後のガソリン価格が上がるのか下がるのかを予想しています。
またガソリン価格が変動する理由までを丁寧に解説していますので是非とも最後までお読みください。
ガソリン価格推移(1966年〜2019年)
まずはこちらのグラフをご覧ください。
こちらのグラフは総務省統計局が発表している1966年から2019年までのガソリン価格の推移です。
グラフを見るとガソリン価格は様々な変動をしながら、全体的には上昇傾向にあることがわかります。
それでは何故変動や上昇をしているのかを詳しくまとめてみましょう。
1973年、第一次オイルショック(ガソリン価格上昇)
1973年に起こった第一次オイルショックの影響で、ガソリン価格は100円代を突破、120円を超えるところまで上昇し、そこからはゆるやかに下降しています。
1979年、第二次オイルショック(ガソリン価格上昇)
1979年に起こった第二次オイルショックの影響で、一時は下降していたガソリン価格が再度急上昇し、1992年には177円まで上昇。
その後はまたゆっくりと下降していきます。
2008年、リーマンショック、暫定税率失効(ガソリン価格下落)
原油価格の上昇やサブプライムローン問題により、一時182円まで上昇していたガソリン価格がリーマンショックの影響で下落しました。
またこの時にガソリンの暫定税率が一時的に失効していたこともありガソリン価格は110円を切っています。
2008年、暫定税率復活(ガソリン価格上昇)
2008年3月31日をもって一時失効していた暫定税率ですが、その期間はわずか1ヶ月と短く同年5月1日には再度復活。
また、ゆるやかに原油価格が上昇していることもあり、ガソリン価格は再度上昇をはじめます。
ガソリン価格は今後も上がる可能性が高い
過去のガソリン価格推移と、今の世界情勢を分析するとガソリン価格は今後も上昇する可能性が高いと予想できます。
ガソリン価格が上昇すると予想する根拠には以下のようなものがあります。
- 石油資源に限りがある
- 中東情勢が悪化している
- 消費税の増税が控えている
石油資源に限りがある
石油は無限に湧き出るわけではなく、限りある資源です。
現在のペースで消費を続けると近い将来枯渇するといわれており、石油資源が少なくなれば当然原油価格が上昇します。
中東情勢が悪化している
原油価格は原油の輸出元である中東の情勢に大きく影響を受けます。
2019年9月14日にはサウジアラビアの石油施設が爆撃され機能を停止するなど、中東情勢は悪化の一途をたどっています。
日本が輸入している石油のうち約4割はサウジアラビアからとなっており、この件でのガソリン価格上昇は避けられないでしょう。
今後も中東情勢が悪化するようであれば更なるガソリン価格の上昇が考えられます。
消費税の増税が控えている
ガソリン価格には消費税も含まれています。
2019年10月1日には消費税が8%から10%に増税され、更にこれからも消費税が上がる可能性があります。
消費税が上がれば当然ガソリン価格も上がってしまいます。
長期的に見るとガソリン価格が下がる可能性もある
この先数年という短期的な見方をすればガソリン価格は上昇する可能性が高いですが、もっと長期的な見方をするとガソリン価格は下がる可能性の方が高そうです。
長期的に見た時にガソリン価格が下がると予想する根拠には以下のようなものがあります。
- 世界的に油田開発が進んでいる
- ガソリンに頼らない自動車が普及する
- 代替エネルギー源の台頭
- ガソリンにかかる税金が見直される可能性がある
世界的に油田開発が進んでいる
現在も様々な国や企業が油田開発を続けています。
もしも安定して石油を精製できる油田が増えれば、石油供給量も安定しガソリン価格は下がっていくでしょう。
ガソリンに頼らない自動車が普及する
今後はハイブリッド車や電気自動車など、ガソリンに頼らない自動車が普及していくでしょう。
そうなるとガソリンそのものの需要が落ち、ガソリン価格が下がっていくと予想できます。
代替エネルギー源の台頭
アメリカのシェールガス革命が長期的に普及していけば、現在とは異なる石油の生産量が増え原油価格が安定する見込みがあります。
また天然ガスなどの代替エネルギー資源が台頭し、石油に頼らないエネルギー精製方法が確立されていけば石油の需要も下がり、結果としてガソリン価格も下がるでしょう。
ガソリンにかかる税金が見直される可能性がある
2019年に政府が「走行税」の検討を始めるというニュースが巷で話題になりました。
これはハイブリッド車や電気自動車の台頭により、ガソリン燃料からの税収が減少するのを見越して検討されているようです。
もしもこの走行税の導入が決まれば、ガソリンにかかる税金も見なおされる可能性があります。
現在ガソリンにはガソリン税、石油税、消費税が上乗せされており、ガソリン税も本則税率と暫定税率に分かれます。
このうちガソリン税の暫定税率だけでも撤廃になれば、ガソリン価格は大きく下がります。
ガソリン価格の乱高下に影響されない電気自動車への買い替えも考えよう
ガソリン価格は世界情勢や税金など様々な要因で乱高下します。
そんなガソリン価格に家計が影響を受けていては支出の見通しもわからず不安ですよね。
ガソリン価格は短期的に見ると今後も上昇を続けていくと予想されるので、この機会にガソリン価格の影響を受けない電気自動車への買い替えを検討してみるのも手です。
今の車に乗り続けてガソリン代を支出し続けるよりも、電気自動車に買い替えた方が長い目で見た時にお得なのではないでしょうか。
車を買い替えるなら、今の車をしっかり高値で売却しよう
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まとめ:ガソリン価格は短期的には上がり、長期的には下がる可能性が高い
本記事ではガソリン価格の過去の推移や現在の世界情勢を分析して今後のガソリン価格の変動を予想しました。
- 短期的に見ると上がる可能性が高い
- 長期的に見ると下がる可能性が高い
- どちらにせよガソリン価格に影響されない電気自動車に買い替えるべき
- 車を買い替えるなら一括査定サービスがおすすめ
ガソリン価格は中東情勢の悪化や消費増税などの影響で今後数年は上昇傾向にあると予想できます。
しかし、ガソリンに頼らない自動車の普及や代替エネルギー源の台頭、税制の変更により長期的に見ると下がる可能性もあります。
ただしどちらにせよ不安定な世界情勢などの影響を受け乱高下する可能性が高いため家計への負担も大きいでしょう。
今後はガソリン価格に影響を受けない電気自動車への買い替えなどを検討した方がいいでしょう。
また買い替えをする際は今お乗りのお車を高値で売れる一括査定サービスの利用がおすすめです。