本記事では車の中のクリーニング方法についてご紹介します。
掃除の基本「上から下へ」に沿った各パーツの清掃方法やコツ、クリーニングの際の注意点も解説しているので、ぜひ最後までお読みください。
車の中のクリーニングも「上から」が基本!
自身で洗車をする、日頃から愛車を大切に乗っている。こんな方からすれば、車内をきれいに保っておくことも重要なポイントですよね。
昨今ではあまり見かけませんが、一昔前までは車内土足禁止を貫いていた方も多かったもの。
そんな大切な愛車の車内クリーニング。洗車とはまた違った難しさがあるように感じますよね。しかし、クリーニングといっても、掃除であることには変わりはありません。
やり方を知り、道具をそろえることができればそこまで難しくないのです。掃除の基本である、「上から下へ掃除していく」この原則を守りながら、車内クリーニングに挑戦してみましょう。
車内クリーニングの方法
では早速車内クリーニングのやり方を見ていきましょう。ただ、一般的な部屋の掃除とは違い、車の中のクリーニングは「布・皮・プラスチック部分」が多くなります。
簡単に掃除できるところから、少し気合を入れて掃除する場所までさまざまですよね。したがってここでは、場所ごとに分けてクリーニング方法を解説していきます。
一連の流れとして紹介していますが、今日はシートだけ、今度は天井をやろうなんて日を分けてのクリーニングもおすすめですよ。
天井、内窓からやっていこう
上記でも紹介したように、掃除の基本は上から下へですよね。車内のクリーニングをすべてしてしまおうと考えているのなら、まずは天井や内窓から行っていきましょう。
理由は単純に、クリーニング中に出るゴミやしずくを、きれいにした場所に落とさないためですね。
天井のクリーニングで嬉しい点は、特に喫煙者の方。天井にしみついてしまったタバコのやにやにおいを軽減することができますよ。
- 洗剤(食器洗剤でOK)
- タオル(4~5枚)
- バケツ(複数個あるとベター)
天井のクリーニングは実は非常に単純。以下の順番でクリーニングしていきましょう。
- バケツに水をはり洗剤を入れて泡立てる
- 作った洗剤液にタオルをつけ、硬く絞る
- タオルで天井の気になる場所をポンポンと押す
- 2~3分放置
- 水にぬらして絞ったタオルで同じ場所をポンポンで終了
天井クリーニングの方法は、文字だけで見てみると非常に簡単に感じますよね。しかし、手が疲れるなどなかなか大変なので、余裕がある時に挑戦してみましょう。また天井クリーニングのコツは「こすらない事」ですよ。
続いては内窓の掃除のやり方をみていきましょう。
- 水で濡らしたタオルで内窓を拭く
- 乾拭き用タオルで拭きあげて終了
こちらも手順としてはごく簡単ですね。車内クリーニングは難しそう…と考えてしまいがちですが、どちらかというと力仕事です。初期にそろえる道具もそこまで必要ないので、休みながら行ってみてはいかがでしょうか。
また、クリーニングの方法は字で読むよりも目で見たほうがわかりやすい場合もありますよね。下記動画では、天井クリーニング、内窓クリーニングの方法が詳しく解説されているので、参考にしてみてくださいね。
窓を拭く手順なども参考になりますよ。
【参考】天井、内窓クリーニングのやり方
シートの掃除は掃除機&エアブローを駆使して
天井、内窓のクリーニングが終わったら続いてシートの掃除に移りましょう。ここで必要になる道具は以下の通り。
- 掃除機、ハンドクリーナー
- エアブロー(あったらでOK)
- タオル
- 洗剤
- バケツ
ハンドクリーナーやエアブローはあったらでOK。小回りの利く掃除機や延長コードがない場合は、コイン洗車機に備え付けの掃除機を使用するのもおすすめです。
まずは掃除機やエアーブローを駆使してシート、シートの隙間のゴミやほこりを除去していきましょう。見逃しがちな点としては、シートの背面。座席にはしっかりと掃除機をかけるのに、背面に掃除機をかけるのはなかなか忘れがちです。
においの元はゴミや食べこぼしばかりではなく、ホコリに残っていることもあるもの。掃除機をかける場合は背面を忘れないように気を付けてくださいね。
掃除機をかけ終わったらシートのクリーニングを行いましょう。この際のクリーニング方法は、天井のクリーニングと同じ。洗剤液に浸したタオルを固く絞ってポンポンと拭きます。
後に水で濡らしたタオルで同じ場所を抑えていくだけ。ただしシートが革製品の場合は、革製品専用の洗剤を使いましょう。特に高級車に使われているシートは、水が大敵である場合もあるので事前に確認をしてくださいね。
ハンドル周りを掃除
続いてはハンドル周り、ダッシュボードなどフロント周りを掃除していきましょう。この際に必要なのは水にぬらしたタオルだけ。
特にタバコのやに汚れが気になる場合は、水で濡らしたタオルが一番です。タバコのやに成分は水に溶ける性質を持っているので、気になる場所をきれいにタオルで拭いていくだけで断然きれいになりますよ。
細かな部分は軍手を濡らして手にはめる、指でなぞるように拭いていくと簡単です。
フロアの掃除、フロアマットのクリーニング
最初はフロアの掃除とフロアマット。
ここで注意点、フロアマットは天井クリーニングをする前に車から出しておきましょう。最初にきちんと乾燥させることで、マットクリーニングの効果を上げることができます。
フロアの掃除は基本的に掃除機とエアブローで行いましょう。細かなところのホコリをかき出す際には、使わなくなった歯ブラシなども便利ですよ。
ではフロアマットのクリーニング方法を見ていきます。以下の手順で行っていきましょう。
- 最初にしっかりと天日に干しておく
- マットについているホコリや泥を落とす(叩く、掃除機で吸う、ブラシでかき出す等)
- 水で全体を濡らし、泡立てた洗剤液を付けて洗車用ブラシで掃除
- 汚れが落ちたらしっかりと水洗い
- 天日できちんと乾かす
最初にしっかりと乾かしておくことで、マットについた泥やほこりの汚れを落としやすくなります。ちょっとした手間をかけることで、より掃除をしやすくしてみてくださいね。
車の中をクリーニングする際の注意点
上記までで基本的な車内クリーニングは終了です。きれいな車内を保ためにも、2~3か月に1回は徹底的に掃除をしてみるのもおすすめですよ。
さて、この掃除をする際にはいくらか注意をしておく点もあります。きれいになったからこその弊害、掃除をする前のちょっとした注意点など見ていきましょう。
掃除前に車内を軽く片付け
車の掃除だけではなく、掃除全般に対して共通して必要な点。最初にまず掃除の邪魔にならないよう、車内を軽く片付け。
男性であれば車のメンテナンス用品、女性であれば車内を飾り付けていたりしますよね。これらのものは最初にきちんと片づけておくか、一時的に車から降ろしておきましょう。
せっかく掃除をするのなら、車丸ごときれいにしたいものですよね。特に掃除機の邪魔になるようなものは、あらかじめ降ろしておいた方が無難です。
つや出し剤の多用に注意
特にハンドル周りなどで使用される「つや出し剤」。つやつやな見た目は掃除をした!といった気分も上がりますし、紫外線からパーツを守ったり、きれいさにも磨きがかかります。
しかし停まっているときはいいのですが、つや出し剤の多用は運転中に危険な目にあう可能性も。
日差しが強い季節など、つや出し剤のせいで反射率が高くなってしまう。結果的にきれいにしたことでまぶしさが上がり、運転に支障が出る危険性があるのです。全部つやつやにきれいにしたい、こんな気持ちもわかりますが多用はあまりおすすめできません。
車の中のクリーニングをしようまとめ
今回は車内クリーニングの方法に関して紹介してきました。
- 車内クリーニングも上から下へ
- 天井、内窓のクリーニングはこすらない
- シートの掃除は背面を忘れないように
- フロアマットは最初に干してくと便利
- ハンドル周りの掃除の基本は水拭き
以上のようになりました。
どれだけ大切に乗っていたとしても、人が日常的に乗る以上車内の汚れもたまってしまうもの。定期的なメンテナンスと同じように、車内のクリーニングも定期的に行ってあげましょう。
難しく感じがちな車内クリーニングですが、手順自体は単純なものが多くなっています。実はそこまで難しくないのでは?なんて気持ちになれたでしょうか、ぜひ一度チャレンジしてみて下さいね。
車内クリーニングの他、素人でもできるメンテナンスについて以下の記事にまとめました!ぜひご覧ください。