今回は走行距離による査定での加減点の詳細と適切な走行距離の目安についてご紹介します。
また走行距離の多い車を確実に高く売る方法も解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
車査定における走行距離目安は、年間1万キロ
車の寿命を決定する大きな要因のひとつとして走行距離があります。
- 4年以内 … 年間10,000㎞
- 5年 … 年間9,000㎞
- 6年 … 年間8,000㎞
- 7年 … 年間7,000㎞
- 8年 … 年間7,000㎞
- 9年以上 … 年間6,000㎞
当然、走行距離が増えるほどエンジン部品を消耗し、摩耗・劣化していきます。走行距離が少ない車と多い車を比較すると、走行距離が少ない車の方がエンジンなどの主要部品の消耗が少ないです。
そのため、車査定では走行距離が平均より少ないと加点、多いと減点されることになります。
ただし、車の寿命は経過年数も大きく関係しています。走行距離に関係なく年式が増えるごとに主要部品は劣化していきますので、年式が増えると走行距離の基準は短くなります。
そのため、1年で1万㎞を基準としているのは新車登録から4年以内の車に限られます。
車査定で自分の車がどのように評価されるのかを判断するためには、走行距離だけを見るのではなく年式と走行距離をセットで見ることがポイントです。
年式・走行距離による加減点の目安
車査定の点数は基本的に1点=1,000円で計算します。
買取業者によって正確な換算率は異なりますが、大幅に違うことはありません。1点で1,000円、査定額が変わると覚えておきましょう。
単純計算で-10点の場合は査定額から10,000円減算、+10点の場合は査定額に10,000円加算となります。
年式に対して平均的な走行距離の範囲内であれば±0点と評価されて減点も加点もありません。
例えば、10年落ちで7万㎞走っている普通乗用車だと「標準走行キロ」となり、走行距離に対する査定評価は±0点で減点も加点もありません。
なお、下取り査定では減点法を用いています。
つまり、ディーラーの下取りに出すと減点されることはあっても加点されることはありません。
良い要素が全て無駄になってしまう下取りを利用してしまうと高く売れることは絶対にありません。下取りは車の売却方法として不適切です。車を高く売るためには買取に出す必要があることを覚えておきましょう。
走行距離が極端に少ない車は、減点される
車は、定期的に動かすことで、エンジンオイル(潤滑油)が各駆動部に行き渡りコンディションを保つことができます。そのため、車は適度に走らせることで寿命を長持ちさせることができます。
しかし、車庫で長期間に渡り停めたままにしていると、時間と共に乾いてしまったエンジンオイルが役目を果たせずに、エンジンスタート時はエンジン内の金属部品の表面にオイルがほとんど付着していない「ドライスタート」を余儀なくされます。
エンジンオイルは人間で言う血液のような役割を果たしていますが、ドライスタートの状態になると、エンジンオイル本来の役割である金属部品の摩耗や衝撃を抑えエンジンを保護することができず、エンジンの劣化や破損が急激に進んでしまいます。
また、地面から上がってくる湿気や砂、ホコリによってボディも劣化します。
そのため、走行距離が少なく放置されている車は減点の対象です。維持費もかかるので早く売却する方がコスト的にもおトクです。
車査定では走行距離が基準を下回っているほどプラス査定が期待できます。ただし、走行距離が少ない車は必ず高額査定されるわけではありません。
エンジン等の駆動部はある程度動かなさないと調子が悪くなってしまうため、車査定で最も重要な「エンジン周り」で大きく減点される可能性があります。
なお、走行距離だけではなく車種や年式、必要書類など、査定チェック箇所や査定額の算出方法について知りたいという場合は、以下のページもご覧ください。
走行距離の加減点の計算方式
ディーラーや買取業者の多くは日本自動車査定協会(JAAI)の査定基準を基に査定を行っています。走行距離の評価は同協会の適用表を基に算出されます。
基本的に、走行距離の加減点は「基本価格×加減率」で計算されます。基本価格とは、その時点での車の価格(価値)のことです。
また、走行距離の評価はクラスごとに加減率が適応されることになり、車両クラスが異なると加点・減点の点数も異なります。
クラスを分ける目的は、クラスごとに車の価値が異なるため、加点・減点の点数を調整して適正な査定額を算出するためです。
走行距離の加減点や車両クラスの詳細をチェックしたい場合は、日本自動車査定協会の公式ホームページで公開されている中古自動車査定基準及び細則で確認できます。
ただし、車査定ではエンジンや足回り、ボディなど、その他の項目をトータル的に判断しますので、走行距離の加減点はおおよその目安として捉えておきましょう。
走行距離の多い車でも、業者を選べば確実に高く売れる!
走行距離が多い車は故障が多く、中古車としての人気が下がってしまうため高く売れないと考えている人はとても多いです。しかし、現在の日本車は10万㎞走った程度で壊れることはまずありません。
多走行車・過走行車は国内需要が低いものの海外からの需要は非常に高いです。そのため、多走行車・過走行車の高額買取を専門としている買取業者は全国に数多く存在しています。
買取業者さえ選べば走行距離が多い車でも確実に高く売れますので、愛車の高額売却を実現するためにも業者選びに力を入れましょう。
おすすめは、車買取の一括査定サービスで多くの業者から見積りを取得することです。そして最高値をつけた業者に車を売却する。このようにすれば、難しい交渉をせずに最高額で車を売却できます。
海外では日本の多走行車・過走行車が飛ぶように売れている
海外では日本の中古車が大人気です。日本の車は外車に比べて壊れにくく長く乗ることができるため世界中で高く評価されています。
まず、世界で日本車が人気の秘密は「価格の安さ」です。日本車は世界トップレベルの品質を誇っているにも関わらず車の価格は「世界一安い」です。
さらに、日本で使われていた日本製の中古車は、世界で最も厳しいと言われている「車検制度」、世界でも類を見ない「道路状態」の良さ、日本人は「車を大切に乗る人が多い」など様々な条件が整っていることから、海外ユーザーから絶大な人気があります。
日本製の中古車は世界中のあらゆる国に輸出されており、税関発表の2017年度の輸出台数は約120万台、金額は約7,000億円と飛ぶように売れています。
日本で多走行車・過走行車と呼ばれていても、海外では「まだまだ新しい車」という認識です。輸出台数の多くは多走行車・過走行車が占めていて、需要に対して供給が全く追い付いていないため国内相場よりかなり高額な価格で取引されています。
車買取の一括査定サービスを活用すれば、走行距離の減点はそれほど気にならない
買取業者によって基準や強みが異なるため、依頼する業者が違うだけで査定額に50万円以上の差が出るケースがあります。
もちろん、多走行車・過走行車と言うだけで安く買い叩く業者が存在することも事実ですが、中古車市場で多走行車・過走行車は非常に高い需要があり、100万円以上の査定額が付くケースも珍しくありません。
損をしないためにも、多走行車・過走行車の高額査定を狙うためにも、「業者選び」は非常に重要なポイントです。
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まとめ
今回は、車の走行距離による査定での加減点の詳細と適切な走行距離の目安について紹介しました。
走行距離が年間平均より増えると減点されてしまいますが、多走行車・過走行車は高く売れないわけではありません。走行距離の多い車の高額買取を行っている買取業者は全国に数多く存在しています。
走行距離の減点を意識するより、高く売れる買取業者を見つけて相場より高く売ることが重要です。
多走行車・過走行車を最高額で売却するためにも、買取サービスを利用してみましょう。