本記事では、ホンダの自動車はリコールが多いのは正しい情報なのかについてご紹介します。
また、国内で一番リコールの危険度が高いのは日産であることもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
ホンダの自動車は国内メーカーリコール率ワースト1位
ホンダ車に乗り換えてから、「なんかリコールが多いな」と感じる方は多いと思います。無償修理をしてくれるのは良いものの、毎回毎回ディーラーにもっていくのは面倒ですよね。
巷でよく聞く「ホンダはリコールが多い」の噂は本当なのか、それともイメージや偏見がそうさせるのか。
自宅から離れたディーラーにお世話になっている場合は尚更、ガソリン代が掛かってしまうため無償といえども出費があります。リコールが少なく安全なメーカーを選びましょう。
結論から言うと、ホンダの自動車は国内メーカーでのリコール率はワースト1位です。(2019年:2019.09.03現在)
1985年1月から2016年9月までの調査結果をNSTSA(National Highway Traffic Safety Administration)という、自動車や運転者の安全を監視する米国運輸省の部局で公表されており、アメリカのサイトにて指標が作成されています。
リコール数が販売台数を上回っているのは、1台につき複数回のリコールが入っているという事になります。もちろん、リコールが多い車種や少ない数の車種もあるため偏りが出てしまいます。
リコールの数だけを見ると、販売台数が多いトヨタがトップですが1,000台当たりで考えるとさほど多くないことが伺えます。
1985年1月~2016年9月までの調査結果(国内メーカーのみ)
リコール数 | 販売台数 | 販売台数1,000台 あたりのリコール数 |
|
1位 ホンダ | 46,117,074 | 35,276,710 | 1,307 |
業界平均 | 527,406,265 | 472,971,556 | 1,115 |
2位 三菱 | 5,418,810 | 4,973,757 | 1,089 |
3位 日産 | 28,771,128 | 27,709,771 | 1,038 |
4位 トヨタ | 52,614,771 | 51,188,734 | 1,028 |
5位 スバル | 6,648,076 | 6,749,209 | 985 |
6位 マツダ | 8,783,819 | 9,201,683 | 955 |
参考:【iseecar.com】https://www.iseecars.com/vehicle-recalls-study
上記の調査結果を見ると、ホンダが一番1,000台あたりのリコール数が多く、業界水準を上回っている事が分かります。
また、ホンダ以外の国内メーカーは世界の業界レベルでも平均以下に収まっているため、日本の自動車技術はやはり優れていると言えます。
リコール内容の危険度が高いのは日産だった
ホンダ車はリコールが多いため「壊れやすい」「危険」といったイメージを持つ方も多いと思います。
一言でリコールと言っても、リコールの内容は命に係わる危険な物からあまり影響のないものまでたくさんあります。
そのため、「リコールが多い=危険」ではないことがお分かりいただけると思います。
リコールは小さな問題から重大なものまで様々である
例えば、小さな問題であればユーザーズマニュアルに記載されている電話番号のミスプリントなどあまり影響のない内容の場合もあります。
反対に非常に危険な死亡、衝突、負傷、火災、または事故を引き起こす可能性のある問題を抱える内容もあるため、「リコールが多い=危険」ではありません。
下記の調査結果も同じく、1985年1月から2016年9月までの調査結果がNSTSA(National Highway Traffic Safety Administration)で公表されており、アメリカのサイトにて指標が作成されたものを参考にしています。
1985年1月~2016年9月までの危険度ランキング(国内メーカーのみ)
リコールされた中で危険なものが占める割合 | |
1位 日産 | 95.2% |
2位 ホンダ | 94.3% |
3位 トヨタ | 91.0% |
業界平均 | 88.1% |
4位 三菱 | 87.7% |
5位 マツダ | 87.2% |
6位 スバル | 84.5% |
参考:【iseecar.com】http://blog.iseecars.com/wp-content/uploads/2016/11/recall-severity-table.png
安全なおすすめ国内メーカーはスバルが1番!
自動車を購入する際は外観や走行性能、燃費や予算など様々な観点から自動車選びをすることになります。そんな中、リコールばかり続くと「本当に安心して大丈夫なのだろうか」と不安になってしまいますよね。
大切な家族を乗せて走るマイカーは、是非とも「安全第一」で考えたいものです。
影響のないリコールが多い分にはさほど気にする必要はないですが、死亡、衝突、負傷、火災、または事故を引き起こす可能性のある問題を抱える内容であれば注意が必要です。
その点、スバルは販売台数に対してのリコール数も少ないうえ、危険なリコールは84.5%と他メーカーに比べて低いことが分かります。
ホンダの自動車はリコールが多いけれど国内で一番危険なのは日産である
1985年1月から2016年9月までの調査結果を公表しているNSTSA(National Highway Traffic Safety Administration)を元に作成されたデータでは、ホンダの自動車は国内メーカーでのリコール率はワースト1位です。
リコールの数だけを見ると、販売台数が比較的多いトヨタが一番ですが、販売台数に対して1,000台あたりのリコール数が多いのはホンダです。所有している愛車がその枠の中に入る可能性も高くなるという事ですね。
ホンダはリコールの回数が多いのはイメージや偏見だけではなく、裏付けがあるということです。
また、全体のリコールの数よりも危険度が高いリコールが一番多いのは日産なため、一番安全ではないと言えるでしょう。
反対にスバルは販売台数に対してのリコール数も少ないうえ、危険なリコールは84.5%と他メーカーに比べて低いことが分かります。
リコールの危険度から見たおすすめメーカーはスバルです。