日産自動車は、2019年5月23日、『エルグランド』および『ムラーノ』のブレーキに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出たというニュースが飛び込んできました。
対象となるのは、2008年9月1日~2015年7月23日に製造された9万0222台です。
改善措置として、全車両、ABSアクチュエータを内部洗浄後、作動確認を実施し、引掛りがある場合は対策品に交換するとのことです。
日産公式サイトでのリコール情報
2019/05/23 ムラーノ、エルグランドのリコールについて
上記によれば、以下の原因と改善が必要です。
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
ABSアクチュエータにおいて、指定されている種類以外など性質が不安定なブレーキ液への耐性が不足しているため、バルブ表面の亜鉛メッキにゲル状物質が生成され、バルブの摺動性が悪化する場合があります。 そのため、バルブが正常に閉じない場合、液圧が低下しブレーキペダル操作時にペダルストロークが深くなり、制動距離が長くなるおそれがあります。(日産公式サイトから引用)
改善内容
ABSアクチュエータを内部洗浄後、作動確認を実施し、引掛りがある場合は対策品に交換します。また、亜鉛メッキの腐食を抑制する効果のあるブレーキ液に交換するとともに、ブレーキ液の種類を刻印したリザーバーキャップを交換し、またブレーキ液の種類を記載した取扱説明書を変更します。(日産公式サイトから引用)
リコールへの対応は、どうすればいい?修理費は?
あなたの車がリコール対象だった場合は、自動車メーカーなどから通知が届きます。
ただし、引越しをして住所変更手続きをしていない場合は、通知が届かない場合もあります。
そして、自分の車がリコールの対象となっていた場合は、ディーラー、あるいは自動車販売店に連絡をしてみましょう。そこで相談ですね。
リコール対象=即故障、修理というわけではありませんが、そのまま放置してしまうと重大な不具合を起こしてしまう可能性があります。
リコール対象車は、新車・中古車問わず修理費用が無料の場合が多く、車を安全に運転するためにも、リコール通知がきた場合はすぐに対処するようにしましょう。
車の欠陥は、命に関わる場合もあります。日頃から、リコール情報には関心を持っておきましょう!
なお、リアルタイムではありませんが、過去のリコールは国土交通省の「自動車のリコール・不具合情報」で検索可能です。
リコールに関するユーザー反応(Twitterより引用)
- ちゃんと調査したのかな? 日産の販売数減少が発表された後のリコール。サービス対応誤ると信頼が下がるから頑張り時かもね。
- 料点検→洗車無料 有料オイル交換→洗車無料 無料リコール対応→洗車は有料ですがどうしますか? だってよ… 詰めが甘いぜ日産 フロントガラス撥水加工なんだから一緒に洗車ぐらいしてくれ。400万もする新車がすぐリコールだったんだぞ 無料とは言え1時間待ったぞ
あまりTwitterでは騒がれていませんが、不安に感じているユーザーはいますね。
しっかり対応していただきたいものです。
以上