こちらの記事では、車の下取り価格と新車購入時の値引きとの関係について詳しく説明していきます。
下取りのメリット・デメリットや買取相場の調べ方、また新車の値引き交渉を有利に進めるためのポイントなどもご紹介しています。
ぜひ最後までお読みください。
下取りは、新車を購入させるための営業マンが交渉の材料です
新車の購入を検討している人にとって、一番気になるのは車の価格です。
車種を重視するか、グレードを重視するか、オプションを重視するかは人それぞれですが、車を乗り換える際に、安く、良い車を手に入れたいと考えるのは皆同じです。
新車を安く購入するためには、ディーラーに新車の値引きを大きくしてもらう必要があります。ここで必要となるのが営業マンとの交渉です。
ただし、新車の値引きは自動車メーカーからの指示で「車両本体価格に対しての値引き率」が明確に定められているので、どの車種にも「限界値引き」があります。
交渉技術のない人がプロの営業マンとの交渉で限界値引きを引き出すことは不可能と言っても過言ではありません。そもそも、ディーラーで販売業務を行っている営業マンは新車販売時に値引きを抑えることで評価されます。
営業マンにとって、値引きできない部分をカバーできるのが下取り車ですが、商談の際に営業マンの交渉の材料に利用されてしまうことが多いです。
実際に、下取り価格を値引き価格に合算することで、値引きを大きく見せることもできます。
例えば、200万円の車を20万円値引きできますよと言われるのと、下取り車を入れていただけたら80万円安くなりますと言われるのでは違いを感じてしまいますよね。
新車の値引き相場
新車の値引き額は車種によって異なりますが、相場は車両本体価格に対して10%、限界は30%程度です。
例えば、200万円くらいの車なら20万円前後の値引き交渉ができればまずまずの出来です。とは言え、交渉が得意ではない人や面倒という人は10%以下の値引き価格になってしまうことも多いです。
ただし、ブランドイメージを強く意識するトヨタ・レクサスなどのように、自動車メーカーからの指示で「値引きなし(0円)」という車も存在します。
下取り査定に明確な価格基準はない!営業マンがどんぶり勘定で決める
ディーラーの下取り査定では、業者オークション(オートオークション)市場で取引されているその時々の相場が記された専門書籍を価格基準としています。
ただし、新車販売を専門とするディーラーでは下取り査定に明確な査定基準は定めていません。ディーラー下取りの価格基準はあくまでも目安の価格です。
というのも、車の買い替えをするときはディーラー下取りを利用するのが主流だった時代とは違い、最近では買取店に中古車の買取を依頼するユーザーが増えています。
さらに、最近は新車販売台数が年々減少傾向にありますが、中古車販売台数はこれに反して増加傾向にあります。
ディーラーは新車の販売台数を増やすために、営業マンは下取り価格と値引き価格を操作して商談成立に導きます。商談の際の営業トークに注視するようにしましょう。
下取りで新車の値引きに期待するときは、営業トークに注意!
新車の値引きで営業マンがよく使う方法は、「下取り車の査定額を上げて値引き価格を下げる」という方法です。
しかし実際は、アップした下取り価格は値引き価格から充当しているだけです。ユーザーに高く下取りしてもらったと錯覚させることが目的です。
ただし、この反対もあります。下取り車の査定額を下げる代わりに値引き額を大きくするという方法で、専門用語で「値引き充当」という方法です。
他にも、下取り車を入れてくれれば値引きをする代わりにオプションをタダで付けるということもあります。ただし、メーカーオプションではなく、ディーラーオプションには質が低く、安いものも存在します。
オプションには2種類ある
オプションには、本革シートやサンルーフなど製造工程で組み込まれ、工場出荷時に装着する「メーカーオプション」と、フロアマットやETC車載器など工場出荷後でも装着可能な装備をつける「ディーラーオプション」の2種類があります。
熟練した営業マンは優れたクロージングテクニックを身に着けていますので、お得な取引だと惑わされないように注意が必要です。
下取りのメリットは値段が付かない車でも売れること
下取り査定では、走行距離が15万㎞以上の過走行車や10年落ちの低年式車など、オークション相場が10万円前後の車は0円査定されることがとても多いです。
ただし、下取り査定で0円と評価された車は必ずしも下取り価格が0円になるというわけではありません。下取りを利用するメリットは、どんな車でも有償で引き取ってくれることです。
実際のところ、廃車にする車を自分で抹消登録手続きを行うことで数万円は還付・返戻されることになります。つまり、どんな状態の車にもそれ以上の価値があるということです。
そのため、最近増えているのが、どんな状態の車でも10万円以上で下取りするキャンペーンを実施しているディーラーです。もちろん、このキャンペーンでは事故現状車でも10万円以上で下取りしてくれます。
中には、どんな状態の車にも価値があることを知っているにも関わらず、自社の利益を考えて無料または1万円、2万円程度で引き取ると言ってくる営業マンもいるので注意が必要です。
下取りのデメリットは、他社値引額と比較できないこと
車の下取りでは、販路がオークションに限定されますし、下取りを依頼できるのも新しい車を購入するディーラーに特定されますので、他のディーラーと査定価格を比較することはできません。
そのため、依頼するディーラーから相場より低くい査定額を提示されたとしても、適正な査定基準・査定価格であるのかを判断することができません。
車を売ろうとしている人のほとんどは、今乗っている車を高く売りたいと考えています。
しかしながら、ディーラーに下取りを依頼する人の多くは、下取り価格を比較できないために実際的な相場よりも安く手放してしまっているのが実情です。
基本的に下取り価格は、買取価格より安い!
過走行車や低年式車はもちろん、故障車や不動車、事故車でも車の価値がゼロになることは絶対にありません。日本製の中古車は、一般の人が思っている以上に価値があります。
そもそも、販売業務を専門とするディーラーは、中古車の販売に力を入れていません。
そのため、実はディーラーは下取り車の販売業務を買取業者に委託することも実際に多いです。
下取りと買取の違いは、買取後の販路にあります。
ディーラーの販路は業者オークションに限定されていますが、買取業者は業者オークションだけではなく、店舗販売や海外販路など、中古車を高く取引できる販路を確立しています。
特に注目すべきは、海外販路です。
日本製の中古車は世界中でかなりの人気があり、国内で売却される中古車の3分の1以上は海外に輸出されています。
海外販路を確立している買取業者の場合は、世界市場で取引できますので、人気車種や売却時期など相場の変動が激しい国内市場に左右されることはありません。
さらに、国内市場に比べかなりの高額で取引されている車種も多く、高く売れないと諦めている車でも、買取なら相場以上に高く売れるケースは多いです。
下取りを利用する前に、一括査定サイトで買取相場を調べておく!
下取りは車を買い替えるディーラーで今まで使っていた車を引き取ってもらう方法で、買取は今まで乗っていた車を中古車買取店に買い取ってもらう方法です。
そのため、中古車の高額買取に特化している買取を利用した方が車を高く売れる可能性があります。買取価格が下取り価格の3割程度高くなることが一般的ですが、それ以上高くなることもあります。
最近では、無料のインターネット査定を利用することで買取業者の査定価格を簡単に知ることができます。
とは言え、1つの買取業者だけで査定を受けても安い査定価格しか提示されません。
全国には数多くの車買取店が存在し、複数の買取業者に競わせることで高い査定価格を得ることができます。もちろん、ただ単に多くの買取業者から査定を受ければいいわけではなく、5社以上の優良業者に同時に査定をかけることが理想です。
車売却の際の契約は法的にクーリングオフが適応されません。時間と手間を惜しまずに中古車業界で一番高く売れる買取業者を見つけることが重要です。
そんなときに便利で効率的なツールが一括査定です。一括査定はわずかな入力作業だけで複数の優良業者の査定見積りを簡単に入手することができます。
一括査定を活用して自分の車の買取相場を把握しておくことで、ディーラーから提示された下取り価格が適正なのか判断することができます。
一括査定を活用すれば、新車の値引き交渉を有利に進められる
ディーラー同士の査定額を比較することはできませんが、一括査定を活用すれば新車の値引き交渉を有利に進められます。
もちろん、一括査定を利用しても入手した査定見積りの利用方法は自由です。
最近では、一括査定を利用して複数の買取業者から査定見積りを取り寄せて、下取り価格をアップしてもらうための交渉材料に利用する人も増えています。
実際に、この方法で査定アップに成功した事例はとてもたくさんあります。
新車の値引きを大きくしてもらうためにも、一括査定で得られた上位業者の査定見積りを基にディーラーと交渉するようにしましょう。
下取り価格が買取価格より安い場合は、新車を安く購入することを重視する
ディーラーと営業マンの最大の目標は車を売ることです。下取り車の再販で利益を確保することは前提としていません。つまり、新車が売れれば何の問題もないのです。
たとえ今乗っている車を他の買取業者に依頼したとしても、同じディーラーで車を購入すれば今まで通りの付き合いを継続できますし、ディーラーや担当者からの風当たりが悪くなることも一切ありません。
もちろん、最も重要なのは下取りと買取どっちを利用した方が自分にとって得なのかです。
新しく車を購入するディーラーの下取り価格と買取相場を比較して高く売れる方法を選ぶようにしましょう。
車買取業者には、ディーラー下取りには無い全国の出張買取や出張査定、無料手続き代行、即日現金買取など、完全無料で充実した買取サービスがあります。
車を高く売ることだけではなく、優良業者の特典を受けられるのも一括査定を利用する大きなメリットです。
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なぜなら、買取店ごとに得意・不得意があるからです。
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まとめ
今回は、車の下取り価格と新車購入時の値引きの関係について紹介しました。
車を高く売りたいと考えている人にとって、下取りより買取を選択した方がメリットを大きくできることも多いです。
さらに、一括査定を活用すると複数の優良業者に同時査定がかけられるため、業者間の競争が生まれて車を最高額で売却できる可能性を飛躍的に向上させることができます。
一括査定を利用した場合、査定額だけを比べても下取りを利用したときより30万円以上高く売れるケースも多くあります。
もちろん、一括査定は何度利用しても料金が発生することはありませんし、結果はメールで受けることができますので迷惑電話の心配もありません。
新しい車にお得に乗り換えたいと考えている人は、車の一括査定はぜひ利用してみてくださいね。