本記事では車検の流れについて、業者に依頼してから車を引き取るまでを詳しく解説していきます。
また必要書類や車検にかかる時間、不合格の場合の対処法もご紹介しています。ぜひ最後までお読みください。
車検の流れ【準備編】
いざ車検を受ける時期が近付いてきたとき、準備するものやどの業者に車検を頼もうかと、考えるべきことはたくさんになりますよね。
実際のところ、スムーズに車検を終わらせるためには、事前の準備も大切なポイントです。ここではまず、業者に愛車を預ける前にすべきことを、流れとしてみていきましょう。
必要書類をそろえる
車検を受けるにはただ車があればいいだけではなく、事前に用意すべき書類があります。
書類をそろえることができなければ、基本的には車検の日程をずらすことに。早めに車検を終わらせてしまいたいなら、しっかりと事前に準備をしておきましょう。
- 車検証
- 自賠責保険証
- 自動車納税証明書
- 認印
上記が車検時に必要な書類です。
認印に関しては2018年12月現在、無理に持って行く必要はありません。そもそもは車検時に使われる「継続検査申請書」に車の名義人の判子を押すために必要な物でした。
しかし、現在では印鑑ではなく直筆のサインであればOKとなっています。ただ業者によっては、今でも頑なに認印が必要としているところもあるのが現状。忘れたからといって慌てる必要はありませんが、持っておいた方が話がスムーズに進むでしょう。
必要書類の詳細は、こちらの記事も参考にしましょう!
業者に車検の見積り、車検の依頼
必要となる書類をそろえたら、次は実際に車検をお願いする業者を見つけましょう。
人によっては毎回同じ業者に頼んでいる。なんて方もおられるでしょうが、新しく業者を探すのならまずは見積り・予約を取る事から始めます。
特に車検専門業者やディーラーで車検を受けようとしている場合は、いきなり車を持って行っても車検に対応してくれることはほぼありません。
車検を受けるうえで費用または安全性など、何を重視するかを明確にしたうえで業者を選びましょう。
車検の流れ【当日編】
ここまでは車検を受ける前の準備等を見てきました。実際に車検を受ける日が来た時、次に気になるのは車の受け渡し以降の流れですよね。
ここからは、車検当日の流れについて見ていきましょう。
入庫、受付
車検当日になったら、まず事前に予約をしておいた日時に、車を業者に持って行きましょう。
この際に同じく、事前に用意しておいた書類一式を提出し受付を済ませます。書類に不備がなかった場合、受付は終了。そのまま愛車の「入庫」となります。
入庫まで終わった後は、業者主体の流れになるので時間をつぶしていきましょう。
法定点検、車両検査
24箇月法定点検、分解検査など、車検の主たる目的である点検が行われます。法律で決まった点検は必ず行われますが、安全面の追及をするのかどうか?といった点に関しては選んだ業者によって異なります。
安全面を重視した車検を受けたいなら、ディーラー車検。最低限の点検だけでいいなら車検専門業者など、事前にここもしっかりと確認しておきましょう。
また、この点検検査の徹底具合によって、かかる時間も変わってきます。
立ち合い説明・見積説明
法定点検・車両検査が終わった後は、立ち合い説明に進みます。ただ、この工程を省いている業者もいるので、必ず行われるものではありません。
しかし、車の状態を自身で確認することができるので、立ち合い説明をしてくれる業者を選んでみるのもおすすめですね。
この際に整備、部品交換などの必要があった場合は見積説明も行われます。良心的な業者であれば、なぜ交換が必要なのか?今すぐに交換すべきものなのか?など詳しく教えてくれるでしょう。
この後に行われる整備、修理等の時間や費用にもかかわってくるので、しっかりと説明を聞いてくださいね。
ちなみに車の部品等に関しては全くわからない。このような方の場合は、車に詳しい方と一緒に見積説明を聞くこともおすすめです。すぐには不要な部品交換を断るなど、不必要な出費を抑えることもできるでしょう。
整備、修理等
上記立ち合い説明の際に報告された部分の整備、修理になります。整備をする必要がないほど大切に乗っていた場合は、整備の時間を省かれることも。
直すべき場所、手を加えてあげなければいけない部分が多いほど時間がかかります。部品交換において部品取り寄せが必要になった場合は、1日では車検が終わらない可能性もあるでしょう。
基本的には1日で終わらない場合、立ち合い説明の場で告げられます。修理が終わるまで店舗、または自宅で待機しましょう。
完成検査後に完成報告
点検、整備が終わった後は車両そのものの検査をして終了です。この際にサービスで車の清掃をしてくれる業者もいますね。
清算、車引き渡し
完成報告をされた後は、必要となった費用を清算して終了です。この際、業者によってはクレジットカードでの支払いも可能。
ただし、車検に必要な法定費用に関しては原則一括払いです。見積りの際に法定費用に関しての説明もあるので、しっかりと把握しておきましょう。
整備、修理の度合いによって車検終了の時間が変わる
上記でも軽く触れましたが、車検の時間を決めるのは整備、修理がどの程度必要になるかによって変わります。
普段からメンテナンスを欠かさずきれいに乗っていれば、改めて整備をする必要が無かったりしますよね。しかし反対に、車検の時まで基本自分でのメンテナンスはしない。こうなってしまえばまとめての整備や修理が必要になります。
できるだけ車検の際の時間を短縮したいと考えるのなら、普段から愛車のメンテナンスに関しても気を配ってみましょう。
もしも車検が不合格だった場合は?
立ち合い説明、見積説明の際に、できるだけ費用を抑えるためにも修理はしなくていい。このような対応をした場合、車検自体に合格できない場合があります。
もしも車検が不合格であった場合は、改めて検査で不合格になった部分は整備、修理をし直すことに。
車検の受け直し自体はできますが、時間がたてば検査の必要経費も改めて払わなければいけなくなってしまいます。もしも車検が不合格であった場合は、早急に該当箇所の整備、修理をお願いしましょう。
車検に落ちた場合の対処方法は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
車検を安く済ませたいなら、一括見積サイトを活用!
車検には整備をした場合の費用だけではなく、絶対に削減できない「法定費用」があります。だからこそ、車検は高いイメージがつきものなのでしょう。
しかし、裏を返せば法定費用以外なら削ることもできますよね。
このことからわかるように、実は車検の費用は使う業者によって大きく変わります。もしも少しでも安い車検を受けたいと考えているのなら、車検の一括見積サイトを活用してみましょう。
さまざまな業者から一度に車検の見積りをとることができるので、一目で一番安い車検業者を見つけることもできますよ。車検がどれだけ高かったとしても、乗り続けるためには避けて通れない制度。
便利な一括見積で、お得に車検を受けてみてはいかがでしょうか。
車検の流れを丁寧に解説まとめ
今回は車検の流れに関して、少し詳しくご紹介してきました。
- 車検をスムーズに進めるには事前の準備も必須
- 整備、修理の有無によって車検の期間や費用が決まる
- お得に車検を受けたいなら一括見積サイトを活用
以上のようになりました。
何年かに1回必ず受けなければいけない車検。大切な愛車に乗り続けるためには、まさに避けては通れない制度です。
費用ももちろんですが、できるだけ短い期間で車検を終わらせたいとも思うものですよね。事前の準備や一括見積サイトを活用して、お得でスムーズな車検を実現していきましょう。