本記事では個人売買で車を高く売る方法について解説します。
車の個人売買で必要な手続きや書類、注意点やよくあるトラブルもご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
個人売買でも、車は高く売れるが・・・
車を売却すると考えた際に、昨今では非常に多くの選択肢があります。
中でも交渉ごとに強い方などは、個人売買を使って、より高く車を売ろうと考えるのではないでしょうか。
実際に車の個人売買を助けるアプリやサイトなども出ていますね。この個人売買をすると愛車が高く売れるといわれる理由は、車の価格を自由につけられることです。
中古車業界の相場に左右されないことから、個人売買は高く売れるといわれています。しかし、本当に車の個人売買はお得なことばかりなのでしょうか？
損をしないためにも、まずは個人売買をする際のポイントを見ていきましょう。
より安全に売りたいなら事前の知識が必須
自分で売却する車の価格を決めることができる。この点だけを見てみれば非常に売り手にとって有利になる売却方法だといえますよね。
しかし、売買をする際には売り手だけではなく、買い手も存在します。
実際のところ「車の個人売買は高く売ることができる」といわれている反面、買い手側からは「個人売買は安く買うことができる」とも言われています。価格を決める際に個人の意思が反映されるとなれば、売り手だけではなく買い手側の意思もかかわってきますよね。
だからこそ「車の個人売買は高く売れるらしい」。このような曖昧な知識だけではなく、しっかりとした事前知識が必要になってくるのです。
業者を介せば必要のないことでも、個人売買ではすべて自分でする必要があります。
まずは、車の個人売買をする際に必要となる手続き、書類に関してみていきましょう。
普通自動車、軽自動車別で解説していきます。
また、メリットデメリットに関しては下記の記事で詳しく紹介しているので、こちらも参考にしてみてくださいね。
車の個人売買で必要な手続き・書類（普通車）
車を個人売買する際には、売り手側だけではなく買い手側も書類を用意する必要があります。
それぞれ必要となってくる書類から見ていきましょう。
- 自動車検査証
- 自動車損害賠償責任保険証明書（自賠責保険）
- 印鑑証明書（発行から3か月以内のもの）
- 自動車納税証明書
- リサイクル券
- 委任状
- 実印
- 印鑑証明書（発行から3か月以内のもの）
- 車庫証明書
- 実印
事前に用意する書類は上記になります。
これらがなぜ必要になるのかといえば、個人売買で車を買い手側に渡した際には、速やかに「名義変更」をしなければいけないから。名義変更を忘れてしまえば、売り手側はいつまでも自動車税を払う義務が残ります。
トラブルを避けるためにも、書類の用意をしっかりと行いましょう。
手続き自体は知人に車を譲る場合と、オークションサイトを使用する場合によって変わってきます。
知人や親せきに譲る場合の手続きは車の名義変更がメインです。必要書類をもって管轄の陸運局で手続きを行いましょう。
一方、オークションサイトを使用する場合は、車の状態を明記したり、写真をサイトにアップする必要も出てきます。
ただ、サイトによって使用する際の条件はさまざまに変わります。利用するサイトの規約を事前にしっかりと把握しておきましょう。
車の個人売買で必要な手続き・書類（軽自動車）
では続いて、軽自動車の売買の際に必要な書類を見ていきましょう。
- 自動車検査証
- 自動車損害賠償責任保険証明書（自賠責保険）
- 申請依頼書
- 自動車納税証明書
- 自動車リサイクル券
- 住民票
普通自動車とは違い、軽自動車の名義変更は軽自動車検査協会で行うことになります。
この際に必要となるのが「申請依頼書」。買い手側が、売る予定の車の車体番号と、旧持ち主として自身の住所氏名を記入、押印をして買い手側に渡します。
買い手側は渡された申請依頼書の「使用者・所有者」の欄に自身の住所氏名を記入。押印をして、住民票とともに軽自動車協会に提出すれば手続き終了です。使用する印鑑は認印でも可能な点も普通自動車とは違った手続きになりますね。
申請依頼書は、ネットからダウンロードすることも可能です。
車の個人売買における要注意ポイント
車の個人売買は高く売ることができるメリットがありますが、トラブルがおきやすい売買方法でもあります。実際に個人売買をする際に気を付けておくべき、ポイントなど見ていきましょう。
売却後にお金が振り込まれない
車の個人売買、中でも気を付けるべきポイントは「車を引き渡したのにお金が振り込まれない」、このようなケースが見受けられること。まさしく詐欺にあってしまったようなトラブルですが、実際に報告されているトラブルです。
回避するためには、車に限らず個人売買をする際にはしっかりと「契約書」を作っておくことでしょう。一番確実な方法は、車の引き渡しの際に現金で代金を受け取る事です。しかし、オークションサイトを使った場合などは、売り手と買い手の住んでいる場所が遠いこともよくあることですよね。
後のトラブルを引き寄せないためにも、きちんとした契約書を作っておきましょう。また、お金が振り込まれなかった際、どのような措置をとるのかを明記しておくことも有効です。
条件等の食い違い
売り手側からすれなば小さな傷としか考えていなかったけれど、買い手側からすれば大きな傷がついていると感じられてしまう。または、車検はあと半年しかないですよといったはずが、買い手側は1年間あると勘違いしていたなど。
売り手側と買い手側の認識の違いから、条件の食い違いが発生することもよくあるトラブルです。
このトラブルを回避するには、やはりしっかりと契約書類を作成しておくこと。また、オークションに出す際には、小さな傷や不具合までしっかりと報告しておく必要があります。
オークションに出す以上、自身の愛車は売り物です。小さな傷やちょっとした不具合だからといって、軽く見ないようにしておきましょう。
車の配送トラブル
実際にその時になるまでなかなか気づきにくいトラブルとしては、売買契約がなった車の配送をどうするのか？といった問題。
車の買い手が近所にいるとは限りません。こうなってしまったとき、どちらがどのように車を引き渡すのかといった問題が出てきます。本州を縦断するような距離を運転して持って行くことになれば、愛車を売った金額が底をついてしまうことも考えられるでしょう。
これを避けるためには、最初から地域を限定しておく。または、引き渡しの方法をあらかじめ決めておくなどの措置が必要になります。こう考えていくと、個人売買のうまみはかなり限定的ともいえますね。
このようなトラブルに遭遇したくない場合は、車買取を専門にしている買取店に売却することをおすすめします。
個人売買での契約書の重要性
車のように大きな額が動く売買では、法人、個人を問わずやはり「契約書」が非常に重要なポイントになります。これまで紹介してきた車を売る際のポイントやトラブル事例、これらを避ける際にも契約書の有無で大きく違ってくるでしょう。
ネットを通じてまったく知らない人との売買なら、契約書の重要性は理解しやすいと感じます。しかし、売買の相手が知人や友人でも実は同じです。絶対に契約書は用意しましょう。
個人売買でのトラブルは、契約書の大切さを軽く考えてしまったからこそ起こってしまうケースが非常に多くあります。
後から故障が見つかった際の「瑕疵担保責任」、言った言わないの不毛なトラブルを避けるためにも、個人売買の際には契約書を事前に用意しておきましょう。お互いに契約内容をしっかりと確認することも大切なポイントです。
個人売買よりも、車買取店に売却する方が手間なしで高く売れる
車の個人売買は、額が大きくなるからこそ気を付けるべきポイントがとても多くなります。
また車の名義変更や諸手続き、契約書を自分で作成することを考えれば、非常に面倒にも感じますよね。
自分で車の価格を決められるのは確かに魅力ですが、これも相場を知らなければ、かえって低い価格を付けてしまう可能性もあるのです。
中古車に詳しい、調べごとや交渉は大の得意。このような方であれば満足できる結果を出せるのかもしれません。
しかし、あまり自信が無かったり車の売買自体が初めての方は、車買取を専門にしている業者に売ることをおすすめします。すべておまかせでやってくれるのでラクですし、しっかりとした価格で買取をしてくれます。
車買取業者は、中古車を仕入れて、メンテナンスをして再販売することで利益を上げています車を買い取らなければビジネスにならないので、高く買い取ってくれます。
そこでおすすめしたいのは、車買取の一括査定サービスです。
車の個人売買まとめ
今回は個人売買で車を売るケースに関して、少し詳しく見てきました。
- 個人売買のメリットは車の価格を自分で決められること
- 手続き、書類の作成はすべて自分でする必要が
- 面倒な手間を省くには買取店の方がおすすめ
上記のように、愛車の価格を自分で決めることができる。
この一文を見れば個人売買はとても魅力的に映りますよね。しかし、価格を自分で決めることができるメリットの反対には、付随する諸手続きなどもすべて自分でする必要がついてきます。
プロの手を借りないからこそ、仲介手数料や相場を無視することができるのです。これは考えようによっては、返って手間ばかりかかってしまうことにも繋がるでしょう。
昨今では車の買取店を利用しても、安く買いたたかれることはほとんどありません。
まして、車買取の一括査定サービスを使えば、一番高く買い取ってくれる業者を一目で見つけることも可能。よほどのこだわりがない限り、買取店の利用をおすすめします。
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