今回は車検が切れた車でも買取や下取りをしてもらえる？という質問にお答えします。
車検切れの車を売却するときのメリットや注意点、ベストな売却のタイミングもご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。
車検切れの車でも、買取はしてもらえる！
売却、購入、税金など、車の周りにはさまざまな種類のお金がかかわってきます。
中でも、車を所持していると必要となってくる「車検」。
普段から車に乗ることが当たり前ではない方からしてみれば、2年～3年に1度必要になってくる、車検を忘れてしまっていたなんて声もよく聞こえます。
この車検切れの車、もう必要ないから売却したいと考えたときには、実際に売りに出すことはできるのでしょうか？結果から言ってしまえば、車検切れの車であっても売却は可能です。
極端な話をしてしまえば、車検切れの車をいつまでも抱えているよりも、売却してしまった方がたくさんのメリットがあるといえます。
車検切れの車を売却するとどのようなメリットがあるのか、まずはこの点を見ていきましょう。
車検切れの車を売却するメリット
では実際に車検切れの車を売却したら、どのようなメリットが考えられるのでしょうか？
代表的なメリットは以下の通りです。
- スペースの確保ができる
- 自動車税を払わなくてもいい
もう乗らないからわざと車検を受けなかった、うっかりしていて車検を受けるのを忘れていた。どちらにもしても、車検切れの車をいつまでも自宅に置いておけば、自動車の分だけ使えるスペースが狭くなってしまいます。
車の中を物置にする等、活用方法がほかにあったとしても、車を売却して棚でも置いた方が便利に使えますよね。軽自動車であったとしても、車はそこにあるだけでスペースを圧迫してしまいます。
車検が切れて乗れない車は、早々に売却したほうがスペースの確保につながるでしょう。
また、車検が切れた車は乗れなくなってしまった車です。しかし、名義を変えることなく廃車にもしていなかった場合、車を所持しているという事実だけで「自動車税」を払う義務が残ってしまいます。
たまに誤解をしている方がいますが、車検が切れただけでは自動車税を納める義務はなくなりません。
1年に1度だけとはいえ、乗ることがない車に税金を払い続けることは無駄以外の何物でもないでしょう。
車検を改めて受けなおしてまた乗るつもりがある。このような場合以外は、売却してしまった方が税金の分だけ損をしないのです。
また、売却をすれば反対にお金が入ってくるメリットもありますね。
車検切れの車を売却するときの注意点
では実際に車検切れの車を売却するには、どのような注意点があるのでしょうか？車
検が切れていない車とは、また違った点から気を付けるポイントもあるので、しっかりと把握しておきましょう。
公道を走れないので出張査定が便利
車検が切れてしまった車は公道を走らせることができません。したがって、買取店に直に車を乗りつけて査定をしてもらうことはできなくなります。
警察にはバレないだろうと走らせてしまうと、買取店側から通報が入るケースもあります。車検が切れた車を運転しないようにしましょう。
また、走らせることができない車の売却には、レッカー車が必要だと考える方も多いと思います。しかし、レッカーを頼んでしまえば、またいらないお金がかかりますよね。
車検切れの車を売る時には、「車買取の一括査定（出張査定）」を利用しましょう。
自宅まで来て査定をしてもらえるので、車を動かす必要がないうえに、自身の都合のいいときに査定をしてもらうこともできます。
その場で買取契約を決めることもできるので、自宅に居ながらにして買取をしてもらうこともできますよ。
車の引き渡しの際にも、買取店側がレッカーを用意してくれるメリットもあるので、とてもおすすめです。
車検切れの車でも、売却時には車検証が必要
車を売却する際には、必要になる書類がたくさんあります。
中でも「車検証」は必ず必要になる書類。車検切れの車においても、売却時には車検証が必須です。
何年も放置していた車を売却する場合でも、必須書類なので事前に確認をしておきましょう。もしも何年も前の書類だから紛失してしまったなんてときには、「再発行」をしてもらえるので大丈夫。
再発行をするには、車のナンバーを管理している陸運局でおこないます。
陸運局に行って、再発行のための書類に記入し、300円分の収入印紙を張り付けて認印を押したうえで窓口に出せばOK。その日のうちに再発行してもらえるので、新しい車検証をもって買取をお願いしていきましょう。
陸運局の対応時間は平日のみなので、車検証の再発行を買取店やディーラーにお願いすることも可能です。ただし、手数料として別途費用が掛かるので、自分で動けるならば自分で動いた方がお得ですね。
ちなみに上記再発行の仕方は「普通自動車」の場合。軽自動車の車検証を再発行するには陸運局ではなく「軽自動車検査協会」で再発行してもらいましょう。手順自体は普通自動車の車検証再発行と同じです。
車検切れのまま売る場合、車検後に売る場合の売却額の差
ここまでは車検切れの車を売却する方法を見てきました。
しかし、高く買い取ってもらおうと考えれば、車検を通した後に売却をしたほうがいいのではないか？なんて疑問もわきますよね。
実際のところ、車検切れの車を車検を通した後の車では、売却額はどう変わってくるのでしょうか？車検に絡んだベストな売却のタイミングと一緒に少し詳しくて見ていきましょう。
車検直後の車の売却は、損することもある
端的に言ってしまえば車検切れの車よりも、車検の有効期限が長い車の方が査定では高く評価されます。これは考えてみれば当たり前のことですよね。
ただしここで気を付けてほしいのは、車検を通した際の査定額と、車検にかかる費用の差です。
例えば、車検切れの車の査定額が40万円、車検を通した車の査定額が45万であったとしましょう。
しかし車検にかかる費用が15万円だとすれば、実質的に車検を通した車で得られる金額は30万円になってしまいますよね。
もちろん車検が切れる前に車を買い取ってもらえば、丸々査定額を手にいれられるので、車検切れ前に車を売ることに問題はありません。ただ、車検が切れている車を売却する際には、わざわざ車検を通す必要はないのです。
差し引いてみれば結局は損をしている、こんなことにならないように気を付けましょう。
一番ベストな売却タイミングは、車検前
では車を売却する際に、一番適したタイミングがいつになるのかといえば、車検が切れる少し前といえます。
直前になってしまうと、買取交渉が長引いてしまった場合、車検が切れてしまう可能性もあるので2～3か月前がベストといえますね。
実は車検の有効期間が査定でプラスになるのは13カ月以上残った状態。12カ月以下では、プラスにもマイナスにもならないので、ぎりぎりまで乗った後に売却するほうがお得だといえるのです。
車検はそのものが大きな費用が掛かるもの。査定でのプラスを考えるよりも、損をしないタイミングを考えたほうがいいともいえますね。
車検切れで年式も古い場合、廃車にしたほうがいい？
車検が切れているうえに何年も放置していたから年式が古い。そもそもバッテリーが上がってしまって動かすこともできない。
このような車の場合は、もういっそ廃車にしたほうがいいと考えませんか？
しかしこのように廃車寸前の車でも、廃車ではなく買取をお願いするほうがお得になるのです。
昨今の中古車業界では、車そのものだけではなくパーツを売るための買取も行っています。
廃車にするしかないような車でも買取をしてもらえる可能性がある以上、査定をお願いする前に廃車にしてしまうのはもったいないですよね。
廃車を考える前に一度、車買取の一括査定を受けましょう。その方が絶対に高く売れます。
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まとめ
今回は車検切れの車でも買い取ってもらえるのか？
この点に関して、少し詳しく解説してきました。
- 車検切れの車でも買い取ってもらえる
- 出張査定を使えば便利
- 車検をわざわざ通す必要はない
- 車検切れの廃車にするような車も一度は査定を受けてみよう
車検切れの車でも買い取ってもらえることが可能、車種によっては高額査定も期待できるかもしれません。もしも庭で眠っている車があるなら、一度出張査定を考えてみてくださいね。
そもそも車検が切れただけの車は、延々と自動車税がかかってしまいます。必要ない出費を避けるためにも、出張査定で賢く売却しましょう。